国がお金を借りる場合

案外知られていないようですが、国からもお金を借りることができます。国がお金を貸す目的は当然営業目的ではなく、政策で一定の事由に該当する人や法人に対して有利な条件でお金を貸すのです。また、直接国がお金を貸すのではなく、国が運営している金融機関が貸したり、国が保証人となって民間の銀行がお金を貸すケースもあります。いずれの場合も民間の金融機関からお金を借りるより、融資限度額も高くて利率も低いと言う場合が多いのです。

このように国からお金を借りると有利な借入ができますが、それには政策に沿っているという条件があります。そのため、民間の金融機関からお金を借りる場合と比べて、その審査にはかなりの違いがあります。

国からお金を借りる場合の提出書類は、収入証明や決算書だけではなく、政策に沿っていることを証明する資料が必要です。それは戸籍謄本であったり、資格証明書であったりすることが多いです。この中には、国自体が職権で取ることができる書類も含まれているのですが、国がお金を貸す根拠は法律であり、その法律に申請のために必要な書類というものが決められていますから申込者からの提出が必要なのです。

国からお金を借りる審査は非常に長いのが普通です。1か月程度で済めばいい方で、長いと1年程度かかるケースもあります。これは国からの融資を審査するのが中央官庁であり、日本全国の審査を一手に引き受けているために時間がかかるのです。また、省庁内の決裁に時間がかかるのも時間が長引く理由の一つです。

審査が下りると、融資資金が振り込まれます。自分の希望する銀行口座への振込となり、現金で融資資金を受け取るという事はほぼありません。

このページの先頭へ